-幼少期-
・保育士から「問題児」と馬鹿にされていたが、自分が可笑しな子だとその時は思っていませんでした。
・新しく通う保育園でも一人だけ他の子とは違う行動をとって何度も先生に怒られたけど怒られた理由はあまりわかりませんでした。独りで行動する度に怒られるのを繰り返しやっていた。反省するものの何が駄目なのかわからなかった。
・発表会の練習と本番では周りの子供たちと一緒に動くことが一番苦痛でした。みんなと合わせて何かをすることが苦手で一人でいる方が多かったです。
・嫌なものは頑なに何が何でも抵抗してました。
≪この時は幼いながら自分は他の子とは何か違うのかなと何となく思っていただけでした。集団行動が苦手で一人になることを好んでいた、そんな幼少期だったのかなと思います。≫
-小学生-
・小学校に入学してできないことがあるとすぐカッとなったりしてました。私の場合、言い方悪いですが授業放棄したり物にあたったりと小学二年までそんな状態だったのを今でも覚えています。何か自分に不都合なことがあったら八つ当たりです。
・中学年から高学年まで担任は私が障がいをもっていることについてあまり理解してくれませんでした。それで病んでしまい、学校に行きたくないと思ったり学校に遅れることが多々ありました。
・小学4年の半ばあたり~発声がしにくくなる「吃音症」に。
・私が高学年になってから友達も増えて話すことが楽しくて充実してました。一部の児童は「障がい」というものを理解してくれる人もいて大切にしようと感じることも。
・家庭でも家族と喧嘩したりして「自分に価値がない」, 「自分は死んだ方がいい」と強く思うことも多くなりました。
≪たくさん嫌なことがあった6年間でしたが、それに比例して良いことも少なからずありました。ですが、私のことを理解してくれる人はあまり多くありませんでした≫
-中学生-
・中学生になってから私のような障がい者に対してよく想ってない人が多数いました。暴力は受けてないものの暴言だったり他とは違うように捉えていてモノとして私を利用したりよく笑い者にされていました。
・自己嫌悪に苛まれ毎日生きることすらしんどい...「自分なんかこの世にいるべきじゃなかった」と親を責めたりそれくらいすごく毎日耐えることで精一杯でした。
≪この時が一番苦しく、現実逃避しようか.., あるいは死のうか考えたほどとても辛い時期でした。自分のことを誰も理解してくれなかったり色んな人からの批判も多くありました≫
-高校生-
・特にこれといったことはなかったですが、とにかく自分のことだけは嫌いでした。容姿も何もかも醜いと。
≪私は高等支援学校に通っていました。同級生とトラブルになったことはあったんですが全体的にそこまで苦ではありませんでした≫
ここまで私が幼少期から学生までのエピソードや苦難を語ってきましたが、今まで共通して言えることは『自分が嫌い』ということです。
決して「障がいをもってるから」というのではなく『一人の人間』として嫌いでした。周りから馬鹿にされどうしても自分を受け入れることができずしまいには自殺を試みようとしたことも一時期ありました。
ですが、今は障がいあるなし関係なく素直に自分を受け入れて一つの個性として日々頑張っています。
どうか夢と自信と希望をもって日々歩んでいってほしいです。
当事者のお力になれれば幸いです。